2008年1月9日 星期三

学研、「台湾」ない地球儀を販売 中国の圧力で

中国の影響力はいろんなところから出てきいるようです。
自社の製品が外国の工場(政府)の変更指示に従わざるを得なかった、と普通言えるかなぁ?
たぶん教科書は中国で印刷しないと思うけど...

子供が見るたびに大人が説明できる事ではないし
説明の紙をスマートグローブに貼る事もないし
しょうがないんじゃない
どうせ政府は台湾を国として認識していないから
むしろ学研さんの製品は政府の見方と一致しているのでは?

そもそも学研の世界地図はどこのデータから作られたのでしょうか
文科省とかだと思いますが
学研は生産の理由で勝手に改ざんして、(されても、)
学習に使ってくれ、というのはすごいと思います。

学研、「台湾」ない地球儀を販売 中国の圧力で
産経新聞 2008.1.10 01:13

学習教材大手「学研」(東京都大田区)グループが国内向けに販売する音声ガイド付きの地球儀が、中国政府から圧力を受けて、台湾を単なる「台湾島」と表記していることが9日、わかった。同社は「中国の工場で生産しているため、中国政府の指示に従わざるを得なかった」と釈明しているが、識者からは「国益を損ないかねない」と憂慮の声が上がっている。

 この地球儀は、学研の関連会社「学研トイズ」(東京)が昨秋発売した「スマートグローブ」。各国の地理や文化などの情報を音声で案内するシステムが組み込まれ、情報はネットで更新される。希望小売価格は2万8000円で、初回製造の1万個は完売という。

 問題の表記は台湾(中華民国)について、「台湾島」と記載。また、日本の北方では、樺太の南半分や北方領土以北の千島列島をロシア領として色分けしている。これらはサンフランシスコ講和条約(1951年)で日本が領有権を放棄した後、帰属先が未定となっているため、日本の地理の教科書では、日露のいずれにも属さない白表記になっている。

 台湾島という呼び名や千島などのロシア領表示は、いずれも中国発行の地図で一般的に使われる表記。

 学研トイズは「当初は日本の学校教科書同様の表記をするつもりだったが、工場が中国にあり、中国政府から表記を変更しないと日本への輸出を認めないと迫られた。すでに注文が殺到していたので、仕方なく中国政府の指示に従った」と説明している。

 同社は応急措置としてメモを添付。「生産国の中華人民共和国政府の指示により、地球儀表面の『台湾』の表記が『台湾島』音声が『中華人民共和国』となっております」などと記している。

 東アジア情勢に詳しい伊原吉之助・帝塚山大名誉教授は「世界地図の表記はその国の利益に直結しており、他国の主張にやすやすと屈服し、自国で販売するというのは主権侵害への加担で、一企業の商行為でも不誠実のそしりは免れない。それが学習教材大手というからなおさらだ」と指摘している。



おまけ

学研
『スマートグローブ』に関する重要なお知らせ
 
 弊社子会社学研トイズが製作販売いたしました地球儀『スマートグローブ』の内容につきまして、不適切な表現・表記がありました。

 当地球儀に関しましては、販売中止を指示しました。
 皆様には多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。今後、弊社ではグループ経営の観点から、指導・監督をより徹底してまいる所存です。

 なお、『スマートグローブ』をお持ちで、返却をご希望のお客様におかれましては、税込み価格2万9400円でお引取りさせていただきますので下記アドレスにアクセスいただき、手続きいただきますようお願い申し上げます。

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